2007年6月26日火曜日

治療経過

 母は6月の半ばからナベルビンの単剤投与を開始しました。主治医の意向で2週間連続投与で一週間ブランクを空けるそうです。
少量からの投与という事もあり白血球の減少は殆ど無いようです。副作用も無いようですが、その分作用も無ければ意味もありません。
 それを確かめるには腫瘍マーカーの頻回の検査に併せて画像診断が必要だという事はH先生のセカンドオピニオンで充分理解しました。

 ところがそのように追跡出来る検査は今の保険診療の枠内では無理で、偶然近くのクリニックで腫瘍マーカーの自由診療をしてもらえるとの事で、一週間に一回の3種類の腫瘍マーカー検査を行っています。一回5000円弱です。
 主治医の許では3ヶ月に一回しか撮ってもらえないCTもそこのクリニックの先生を通して月一回近所の大型の病院で撮ってもらえるようになりました。

 今までの経過を辿ると、母に於いて指針となり得る腫瘍マーカーはCEAのようです。一応SLX、CA19-9も調べていますが両者ともに標準値以内です。
 イレッサ開始前は70以上あったCEAがイレッサ開始とともに14台まで下がりました。今は19台を行ったりきたり。ナベルビンを始めてから19台から18台に下がりました。誤差範囲内なので効果があるかどうかは分かりません。やはり画像診断が必要です。
 CEAの標準値が5ng/mlだと考えると18台でも充分異常な数値であり、1、2くらいの変化に過敏になってしまます。


 色々な方法がありますね。使えるものは全部使って、というと響きが悪いですが、命がかかっている問題ですから、ご協力頂ける所には甘んじています。

2 件のコメント:

sumire さんのコメント...

ぽんさん、今日は。
お母様の経過をいつも有難く拝見しています。少量の抗がん剤より進めて頂けて良かったですね。でも、それは癌医療全体からは少数派なのですね。患者にとって有難いことなのに、、、と思ってしまいます。
どうかこのまま お母様の病状が一定で落ち着きますように!白血球や肝臓に影響が出ない 抗がん剤の投与で済みますように!
また色々と教えてくださいませ、お願いいたします。有難うございました。

ぽん さんのコメント...

>sumireさん
こんにちは。
患者一人一人の体調や希望に沿っての抗がん剤治療はまだまだ浸透していないのが現実のようです。主治医曰く、標準的治療には長年の研究の末のエビデンスがあるとか。

sumireさんも体調が良いようで嬉しく思います。
このままずっと続きますように!