2008年10月7日火曜日

悲しい別れ

 ここ数年仕事でご一緒させて頂いていた先輩が亡くなりました。
母の10才下で57才というあまりに早い旅立ちでした。
腎臓がんの再発から肝臓、肺、骨への転移があったようで、9月にお会いした時にはかなり辛そうな状態でした。
でも今年の三月に関西方面で一緒に仕事をして、終った後には散々飲んで騒いで、という事が出来たのに。。。病院で最後まで見送ったという奥様の憔悴しきった姿がとても他人事と思えず、お通夜では涙が止まりませんでした。

 あと一週間経つと母が亡くなってちょうど三ヶ月。早かったような、とてつも無く長かったような、そんな三ヶ月です。
母がいなくなって変わった事の一つとして、ガン関係のウェブサイトをマメに見なくなったという事があります。闘病中はほぼ毎日欠かさず新しい情報を探して、どんなに疲れていてもネットのチェックは欠かしませんでした。
 今はたまに見るくらいです。正直もう見る必要は無いのですが、一度でも深く関わった病気だけに、医療の行く先は気になります。

 このブログを読んで下さっている方の中にはご自身、もしくはご家族が闘病中の方も多くいらっしゃると思います。
何も出来ませんが、母の闘病中に私がお世話になったウェブサイトをほんの一部ですがご紹介出来ればと思います。
http://umezawa.blog44.fc2.com/
http://2nd-opinion.jp/
http://2nd-opinion.eee.ne.jp/
http://tugagu.blog34.fc2.com/

先上記三人の先生には母の生前、セカンドオピニオンを聞きに直接会いに行っています。
どの先生ももしかしたら医学会的にはマイノリティーなのかも知れませんが、ご自身の信念を持って治療に関わっていらっしゃる立派な先生でした。母は結果的にはどの先生の患者になる事も出来ませんでしたが(地域的な事情もあり)、セカンドオピニオンを聞けた事により主治医へのリクエストも出来て、何より自分自身の知識と納得の礎になりました。

 実家で母の部屋を整理しているとその頃の資料や書類が出て来ます。
保険診療では月一回しか計れない腫瘍マーカーを近隣のクリニックで自費で計っていた結果票、血液検査の結果のファイル、私の作成した主治医への質問ファイルとその回答、などなど。。。

 今更ながらに母も私たち家族も真剣に病気に立ち向かっていた事を思い出します。
でもたった二年半の闘病で母はこの世を去ってしまいました。本当に切ないです。

 海外では効果が立証されていながら未だ日本では認可されていない薬剤の数々、本当にもどかしいですね。