2008年5月19日月曜日

入院3

 入院して明日で一週間経ちます。状態は変わらず、1日吐き気があるようです。声も日に日に小さくなっていくように思います。
週末は実家に滞在して毎日病院へいきました。病室へ入るとただ横になって目を閉じて、眠っている訳でも無い母の姿が目に入ります。
テレビを見たり何かを読んだりする余裕も無いくらいしんどいのだと思い切なくなります。

 点滴はビーフリードなどのビタミン剤と制吐剤であるカイトリル、プリンペランも入っています。
ビタミンはともかくとして制吐剤は効いていないようです。
先日のエコーで肝臓にいくつか肥大した転移ガンが写っていたようで、技師の所見だと吐き気の原因はやはり肝臓だという事でした。
この病院へは「体力回復」の為に入院しているので詳細な検査は出来ないのと、この病院においての主治医は肺の方の主治医に治療の主導権を委ねる事を最初段階で明言しているのであまり余計な事を言わないようにしているのが分かります。
吐き気の原因が肝臓だとしたら制吐剤は効かないのでしょうか?

ただ効かない制吐剤を入れていても仕方が無いので別種類のものに変えたりステロイド剤を投与してみたり出来るのかどうかを確認しようと思っています。

 県内の緩和病棟も3つ面接予約を入れました。
最近は緩和病棟でも積極的な治療をしてくれる所があると聞きます。調べているのですがどうもうまく情報が引き出せません。どなたかご存知の方はいないでしょうか?


話は戻ります。
こんな風にしている間に大元の肺がんや転移部がどんどん増悪していくのでは無いかという恐怖があります。
でも今の体力で治療が出来る訳でも無いでしょうから本当に辛い所です。
この病院にもいつまでいられるか分かりません。小泉改革はまさに弱いものいじめに他ならず、入院医療が必要な患者でも医療費の削減目的でどんどんと自宅に帰されてしまう現実を呼びました。

今日父が介護認定の申請に行きました。
今私たち家族が出来る事は現実的に準備をしていく事、希望を捨てない事、そして何よりも母の支えになる事ですよね。
このブログを読んで下さっている多くの方々は同じ思いをされていることと思います。お互いに自分の心身をキープしながら大切な家族を支えていきましょうね。

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