2008年2月10日日曜日

また雪が降りました

 東京は今年2度目のまとまった雪。夕方からみぞれのような雨が降り始め、八時頃には真っ白い雪になり、都心の道路にも積もりました。渋谷ではピンヒールを履いた若い女の子がスペイン坂を下れずに困っていました。

 時代に逆行した屈強な4WDに乗っていますので滑る事無く無事帰宅、洗濯を済ませワインを飲みながらPCを開きメールをチェック。
 一通、良い知らせがありました。母の告知以来毎日見ているサイトはいくつかありますが、その中でも特に先進的、かつ実用的な情報が得られるサイトがあります。そのサイトの主催である医師の勉強会へ参加出来る事になりました。
 未承認薬の可能性や承認薬の希望の持てる組み合わせなど、有効な情報を得られるといいのですが。
 
 未承認薬と言っても少し前のタルセバのように海外から個人輸入しなくてはいけないようなものと、他ガンには既に承認、使用されていて、非小細胞ガンには保険適応が無いものとありますね。
 前者に関しては金銭的な問題や、国内での副作用のデータが無さ過ぎて手を出すにはなかなか勇気がいります。混合診療などにうるさい昨今では黙認の上診察してくれる医師も少ないようです。完全に個人の責任の元で新薬を投与するのはかなりの冒険です。
 タルセバはその後一般病院での処方は開始しているという話をあまり聞きません。母の通う病院ではまだ使用出来ません。いくらイレッサの一件があったとは言え慎重すぎる気がします。これではますます国内での副作用のデータが取れずに悪循環を生むのでは無いでしょうか?

 後者に関しては海外では既に効果が認められて承認されているアバスチンやアリムタなど、薬剤としては日本に普通に存在しているものです。何が承認への流れを食い止めているのでしょうか。患者の安全性?予測される副作用などを考えるともちろんそれもあるはずです。でもそれだけでは無い何かを感じざるを得ません。1日も早く適応になって欲しいです。
 
 
 
 

  

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんにちは!
先日は自己紹介も無く突然のメールで失礼しました。私も30代で、うちの母も60代肺腺癌イレッサ服用中です。ぽんさんのブログが自分のことのように思えて(すいません)いつも応援しながら読ませていただいてます。私の母は、イレッサが効きすぎるようで間質性肺炎が出てしまいました。主治医からはタルセバをすすめられていますが、私の中でタルセバは切り札的な考えでしたので、こんなに早くすすめられることに戸惑っています。日本でも早く薬の選択肢が増えるといいですね。

ぽん さんのコメント...

>あやさん
こんにちは。状況が似ていますね。お母様のご回復を心から祈っています。差し出がましいのですが間質性肺炎がイレッサと起きたとしたのなら、同じEGFR阻害剤としてタルセバでの安全性も気になる所です。主治医と良く話して下さいね。でもあやさんのお母様の病院では処方が可能という事ですよね?
切り札、という考え方、凄く分かります。母にとっても同じです。いつその切り札を使うか、効かなかった時にどうなるか、など色々考えが巡ります。
 お互い頑張りましょうね!