2008年6月22日日曜日

久しぶりに

 我が家へ戻りました。やっぱり落ち着きます。リラックス出来ます。実家とは言え、やはりもう自分の家では無い事を痛感します。
主人は仕事で留守にしています。冷蔵庫を覗くと中は綺麗さっぱり何もありません。野菜庫の中に少しだけ残っていたごぼうと人参と真空パックの大豆で友人が作ってくれたオーガニック野菜スープブロスを加えてカレーを作りました。明日の朝、仕事に行く前に玄米で食べます。

ここ数日、病院通いの道中に食べるコンビニのパンやおにぎり、夜は母のベッドの横でまたコンビニ弁当です。東京の病院にいた頃は手料理の弁当を作る余裕がありましたが今はありません。この空っぽの冷蔵庫からかろうじて体に良さそうなカレーを作ったのは自分に滋養を与えるためです。

 さて母の様子です。
昨日今日と殆ど食べ物を口に出来ていません。今日はまた吐き気があるようで、食べていないので唾液や胃液を吐いていました。
母の好きなメロンなどの果物も用意して行ったのですが、全く口に出来ません。
 うつろな目で空を見つめるか、眠っているか、時間を訪ねる以外は殆ど「YES NO」の首振りで会話をしています。

 入院当初、退院ばかりを勧めた若い主治医、さすがに最近は危険な状態ですので転院を言わなくなりました。
それどころか、父や私の真剣勝負の向き合いに何を感じてくれたのか、とても良くやってくれています。

 今の意識の低さの原因は本来の病気そのものが本当の末期に来ている事に起因しているのでは無いか、という事でした。内科的には輸血を始め、様々なフォローをしてくれているようですが、改善されません。 
 一説には「寝たきりになったショック」でうつろになっているという話もありました。だとしたらあまりに可哀想です。

 昨日は遠路はるばる仕事仲間が病院を訪れてくれました。彼女始め、主人、友人たち、様々な人たちに支えられて一日、一日を何とか乗り切っている自分がいます。一人で生きている訳では無いのだと感じます。
母は身を持ってそんな事も教えてくれているように感じています。

 毎日の変化が激しく、今後どうなっていくか、誰にも分かりません。
ただ私に出来る事は、何より自分自身が元気でいる事、そして一分一秒を大切に母と過ごす事でしょう。

 
 

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