2007年9月3日月曜日
近況
先週末から仕事が立て込んでいて、その勢いのまま名古屋へ行き、昨日戻りました。
名古屋の帰り道にとある温泉地へ。立ち寄り湯を目当てに行ったのですが見つからず。でも変わりにこんなお寺を見つけました。
(写真)
ガン封じの寺だそうです。
写真にあるように絵馬のような札が沢山吊るしてありました。これは絵馬では無く、札に人間の体の絵が描いてあり、その絵にガンの部所を記して年齢、住所、名前、願い言を書くのです。私も母の為に札を買い、肺と頭に印をして「進行しませんように」と願い言を書きました。考えてみたら凄いプライバシーの公開ですが、ここに来て札を買うに至る人は皆切羽詰まる思いの人が多く、そんな小さな事を気にしている場合では無いのでしょう。
この札を見てガンが治る健康食品などのセールスを考えるような輩には天罰が下るに違いありません。
悪いとは思いましたが他の人の札を見てみると、、、胃や下半身に印をしている人が圧倒的に多かったです。中にはやはり胸部、頭部に印をしている人もいて、これは50代後半、60代の女性が多く、母のお仲間だと思いました。
中には「全身」黒く塗りつぶしている人もいて、これはもの凄い進行している方なのかしら、と思っていたら、結構「全身」の札があり、これは健康な人がガンにならないように願をかけている事に気付きました。
お父様を若くして食道がんで亡くした友人曰く、「あの時は神も仏もご先祖様も全部信じられなくなった」そう。
彼女の気持ちも分かります。無理もありません。見えない何かにすがる気持ちの余裕も無くしてしまう程悲しい出来事だったのだと思います。
ガン封じの寺がどれだけ信憑性があるのかは分かりませんが、これだけ多くの患者さんが集まって真剣に祈りを捧げた場所であれば、それだけで尊いお寺なのかも知れません。
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